虫歯の原因と対処法
虫歯の原因と対処法
定期的にメインテナンスで診させていただいている患者さんの中でも
ずっと良い状態を保てる方と磨き方は良くなって、綺麗にされているのに
新たな虫歯が発生する方とが別れます。
今回は原因と対処法について考えてみましょう!
まず、虫歯になるため?には
歯と虫歯菌と食物の3つが必要です。
それともう一つ大事なのが、歯を守っている唾液です。
虫歯がどうしてできるか、おさらいしましょう!
虫歯は虫歯菌が糖分などを食べて精製する
いわば虫歯菌の糞によって歯が溶けることです。
ですから、逆に言えば、虫歯菌がいない人は磨かなくても
虫歯になりません。ですが、虫歯菌がいない人は現代ではまれなことです。
では、虫歯菌を減らすことを考えてみましょう。
まず第一に当たり前すぎて言うのもなんですが、
歯磨きです。ただし、歯並びの悪い方は磨きにくいところがたくさんありますから
注意が必要です。なお虫歯菌や歯周病の基地になる歯石は歯科医院で取ることが必要です。
また、虫歯菌を減らすためにプロデンティスなどの善玉菌タブレットを毎日食べることで
善玉菌が増えてくると相対的に虫歯菌の比率も減り虫歯のリスクが減ってきます。
また、虫歯菌に対抗する免疫力を高めるためサプリメント摂取や高濃度ビタミンC点滴などをすることも有効です。
さて、ならば良く磨けている方がなぜ虫歯になるのか?
もう一つ大事な唾液が関わるからです。
唾液は歯の汚れを流し、コーティングすることで歯を守っています。
また、虫歯菌で酸性になったお口の中を中性に戻してくれます。
大体、歯が磨けていても虫歯になる方はお口が乾いています。
大きな原因はコーヒーなどを取りすぎてカフェインが過多になり
唾液分泌を抑制しているからです。
お口が乾いた方はカフェインを取りすぎてないか
確認してみてください。
また、水分摂取の不足自体も唾液を減らしますから
1日1.5〜2Lくらいの純粋な水分を取ってください。
水だけだと味が、、、という方は麦茶はカフェイン含まないので
オススメです。
高齢者の方は薬の副作用で唾液分泌が抑制される場合もあります。
この場合はマウスウォッシュや口腔用の保湿剤を使用することで
乾燥を防げます。
虫歯になりやすい方は、歯科医院を敬遠されがちで、
それが悪循環になっている場合が多いです。
こうした方は痛みがピークの時に来られるので、麻酔も効きにくく
痛い目にあって、また敬遠してしまいます。
虫歯がはっきりわかっていれば痛みが軽いうちに歯科医院に行きましょう。
今は昔ほど怖い歯科医は少ないと思いますから
早めに受診されることをオススメします。