義歯の選び方

入れ歯が合わなくて思い切り噛むことができない、食事にストレスを感じる、入れ歯の見た目が気になってつい口を隠してしまう、というお悩みはありませんか？
気をつけていても、万が一で歯を失うことはあります。
その際に、上記のようなお悩みを抱えることのないよう、義歯の選び方についてお話します。

義歯は、保険が適用になる「保険義歯」と、保険が適用にならない「自費義歯」に大きく分類されます。
「保険義歯」と「自費義歯」の大きな違いは、使われる素材と費用です。

「保険義歯」は、保険が適用される分費用の負担が少なくなりますが、使用できる素材に制限があります。
材料費が安く済み強度もある素材として、金属製のバネやレジン(プラスチック樹脂)が使われるので、見た目に違和感があるのがデメリットです。
また、制作期間を長く取れないため、精度を維持するのは容易ではなく、フィット感や外れやすさに影響します。

一方「自費義歯」は、様々な素材から選ぶことができ、より精密な義歯を作ることができます。
そのため、見た目もとても自然な風合いで、一人ひとりのお口にフィットする義歯ができるので、食事のストレスを感じることは少ないでしょう。
自費義歯は費用的な負担は大きくなりますが、素材の選び方やお口の疾患や状態により負担を抑えられることもあります。

「入れ歯だから仕方がない」と諦めず、入れ歯に違和感やコンプレックスがある場合には一度歯科医院に相談してください。
そのお悩みを解決する手段が見つかるかも知れません。