子どもの歯の矯正前に知っておきたいことまとめ!矯正法・費用などを解説
こんにちは。広島県広島市中区胡町、広島電鉄「胡町駅」より徒歩1分にある歯医者「南青山デンタルクリニック広島医院」です。

子どもの歯の矯正は、将来の歯並びや噛み合わせを整え、全身の健康にも良い影響を与える重要な治療です。
しかし、矯正を始める適切なタイミングや具体的な治療法、費用については多くの保護者の方が疑問を抱えています。子どもの矯正治療は大人と異なり、成長期の骨や歯の発達を活かして行います。
この記事では、子どもの歯の矯正に関する基本知識から、具体的な矯正法や費用、治療開始の目安までをわかりやすく解説します。
子どものうちから歯を矯正するメリット

子どもの歯の矯正は、成長期の特性を活かし、効率的かつ効果的に歯並びや噛み合わせを整えることができる治療法です。ここでは、子どものうちから矯正を始めることで得られる、主なメリットについて詳しく解説します。
成長期を活かした治療が可能
子どもの顎の骨は柔軟で動きやすいため、この時期に矯正を行うと顎の発育を調整しながら歯並びを整えることができます。成長を利用することで矯正の効率が高まり、大人の場合よりも治療期間が短縮される場合があります。
将来的な抜歯や外科手術のリスクを軽減
早期の矯正により、永久歯が正しく生えるためのスペースを確保できます。これにより、将来的に抜歯や外科手術を必要とする可能性を大幅に減らせます。
全身の健康に良い影響を与える
歯並びや噛み合わせの不良は、頭痛や肩こり、さらには消化不良といった全身の問題を引き起こすことがあります。成長期に矯正を行うことで、正しい噛み合わせを形成し、これらの不調を予防できます。
発音や顔のバランスの改善
歯並びと顎の位置が整うことで、発音が明瞭になり、言葉を正しく発せられるようになります。また、顔の骨格が適切に整うため、バランスの取れた顔立ちを形成することにもつながり、外見的な印象を向上させられます。
子どものうちから歯を矯正するデメリット

子どもの歯の矯正には多くのメリットがありますが、一方で注意が必要なデメリットも存在します。以下に、子どもの矯正を検討する際に考慮すべきポイントについて詳しく解説します。
治療期間が長くなる可能性がある
子どもの矯正は成長を利用した治療が多く、永久歯が生え揃うまでの時間を見越して行われるため、治療が数年間続く場合があります。また、成長段階に応じて治療計画が変更されることもあり、治療の進行が複雑になるケースもあります。
特に、乳歯や混合歯列期に行う1期治療と、永久歯列期に行う2期治療を併用する場合、治療期間がさらに延びる可能性があります。
矯正装置への適応の難しさ
矯正装置の装着は、子どもにとって不快感や痛みを伴うことがあります。食事や発音に支障が出る場合、子どもが装置に対するストレスを感じるかもしれません。
また、装置を嫌がる子どもや装着時間を守らない場合、治療が計画通りに進まないリスクもあります。
費用の大きな負担
子どもの矯正は、成長に合わせて段階的に治療が行われるため、トータルの費用が高額になることがあります。装置の種類や治療の進行に伴い追加費用が発生する場合もあるため、保護者は事前に費用計画を立てることが重要です。
また、矯正が長期にわたる場合、費用面での負担がさらに大きくなる可能性があります。
心理的な負担がある
矯正装置が目立つことに対して、子どもが恥ずかしさや不安を感じる場合があります。学校生活や友人関係の中で、周囲の視線を気にする年齢の子どもにとっては、装置が心理的な負担となる可能性もあるでしょう。
ストレスがモチベーションの低下や治療への協力度に影響を及ぼすこともあります。
保護者のサポートが必要
子どもの矯正治療では、保護者の積極的なサポートが欠かせません。食事制限や装置の清掃、定期的な通院スケジュールの調整など、日常生活でのサポートが求められます。
さらに、子どもの治療へのモチベーションを保つために、保護者が心理的な支えとなることも重要です。
子どもの歯の矯正の種類

子どもの歯の矯正治療は、成長期を活用して歯並びや噛み合わせを改善するため、1期治療と2期治療の2段階に分けて行われます。それぞれの治療は目的やタイミングが異なり、個々の成長や歯の状態に応じて最適な計画が立てられます。
以下に、治療の詳細と矯正を始める時期について解説します。
1期治療
1期治療は、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に行われます。顎の発育を調整しながら、永久歯が正しい位置に生えるためのスペースを作ることを目的としています。
この段階では、顎の成長バランスを整え、将来的な矯正治療の負担を軽減します。抜歯の必要性が減る場合もあります。
治療は一般的に6~10歳頃に始めるとされています。この時期に適切な治療を行うことで、顎の成長がスムーズになり、永久歯が正しい位置に生えやすくなります。
2期治療
2期治療は、永久歯がすべて生え揃った後に行う本格的な矯正治療です。歯並びや噛み合わせを整え、見た目の美しさと機能性を向上させることを目指します。1期治療を受けていない場合でも、この段階から治療を開始することが可能です。
永久歯が完全に生え揃う12歳以降にスタートすることが多いです。この段階では、すでに骨格や歯の状態がある程度安定しているため、精密な治療計画に基づいて矯正が行われます。
矯正治療はいつから始めるべきか
矯正治療を始める時期は、子どもの顎の発育や歯の生え方に依存します。適切な時期を見極めるためには、早めの歯科受診が重要です。
5~6歳頃に一度歯科医院で歯並びや噛み合わせをチェックしてもらうと、必要な治療の時期や計画を立てやすくなります。早期に診断を受けることで、成長期を有効に活用した治療が可能になります。
子どもの歯の矯正にかかる費用

子どもの歯の矯正費用は、治療方法や装置の種類、治療期間によって異なります。また、1期治療と2期治療に分けられることが多く、それぞれで発生する費用が異なるため、トータルの費用をあらかじめ把握しておくことが重要です。
以下に、一般的な費用について詳しく解説します。
1期治療の費用
1期治療は、成長期を利用して顎の発育を整える初期段階の矯正治療です。費用は10~60万円程度が一般的です。治療内容や期間、装置の種類によって費用は変動します。
1期治療では、プレート型装置などが用いられることが多く、これにより永久歯が生えやすい環境を整えます。一部のクリニックでは治療費に追加費用が含まれている場合もありますが、装置の変更や追加治療が必要になることもあるため、事前に確認が必要です。
2期治療の費用
永久歯が生え揃った後に行う本格的な矯正治療で、費用は40~100万円程度が一般的です。
2期治療では、全体的な歯並びを整えるためにマウスピース型やワイヤー型の矯正装置が使用されます。特に、審美性を重視した装置(透明なマウスピースや目立ちにくいワイヤー矯正など)を選択する場合、費用がさらに高額になる傾向があります。
まとめ

子どもの歯の矯正は、成長期を活かして効率的に歯並びや噛み合わせを整える治療です。矯正治療には、1期治療と2期治療があり、それぞれ適切なタイミングで開始することが重要です。
費用の目安として、1期治療は10~60万円、2期治療は40~100万円程度です。治療内容や使用する装置によって変動します。
矯正のメリットには、顎の発育を整え、歯並びや噛み合わせの問題を早期に改善することで、将来的な負担を軽減できる点が挙げられます。治療期間が長期化する可能性や費用がかかる点は注意が必要です。
治療を始めるタイミングや方法を慎重に選び、歯科医師と十分に相談することで、効果的で満足度の高い治療が可能になります。早い段階から情報を収集し、子どもの将来の健康と美しい歯並びをサポートするための第一歩を踏み出しましょう。
子どもの歯の矯正を検討されている方は、広島県広島市中区胡町、広島電鉄「胡町駅」より徒歩1分にある歯医者「南青山デンタルクリニック広島医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、患者さまに「少しでも笑顔になってお帰りいただく」ことを意識して、病気の再発・発症の予防に努めています。マウスピース矯正やホワイトニングなど、自由診療の治療を中心に、保険診療にも対応しています。
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