20代の女性で上下が叢生で八重歯を小臼歯抜歯も含めてインビザライン で治した症例
写真の方は20歳半ばの方で金具が嫌なのでインビザライン で治して欲しい。小臼歯抜歯しても良いということで相談に来られました。
他院でも何軒か相談に行ってもワイヤー矯正をすすめられたそうです。
正直、インビザライン では難しそうな上、当院は基本的に非抜歯なので悩みましたが
いろいろ検討して可能そうなのでスタートしました。
予想期間 2年半~3年
費用は110万円(税込) 今ならもう少し上がります。
患者さんの症状は歯が重なってつまりやすい、
食べにくい。
八重歯なので発音が若干難しい。
もちろん、見た目も気になる等。
治療方法は上下左右親知らずの抜歯、
上の左右の小臼歯を抜歯の上でインビザラインで
矯正しました。
リスクとしては上の前歯の重なりが強いところに歯ぐきとの大きな隙間
いわゆるブラックトライアングルができる可能性。
小臼歯抜歯前後の歯が倒れる可能性がありました。
そこは、毎回気にしながらチェックさせていただき
なんとか回避できました。
上の写真は抜歯が終わり令和4年1月終わりにスタートして5ヶ月弱の状態です。
しっかり、はめられたので3日でなじむとのことでしたが、上の小臼歯の抜歯部分が閉じるまでは最低1週間は守ってもらいました。
上の写真はスタートから11ヶ月の状態です。
30枚マウスピースを変えて予定のマウスピースはこなされました。
ほぼ問題ない状態でしたが、隙間にものが詰まるとのことで
資料を撮り直し修正用のマウスピースを作製しました。
追加費用はありません。
上の写真は修正用マウスピース12枚終わったところです。
左奥歯が噛み合わせがあまりないので再度修正用マウスピースを作製。
12枚のうち10枚終わったところで東京へ転居されることになりました。
もうあと2枚の時点でほぼ良い状態だったので12枚終わったら連絡いただくようお願いしました。
上の写真は10枚終わった時点の写真です。
最後まで確認したかったのですが、広島に来る便がないとのことで12枚済んだ電話をお待ちして
これで問題ないとのことでした。
最後のマウスピースを元に保定装置を郵送して
つい先日、電話で確認しましたが、保定装置も大丈夫とのことでした。
かなりチャレンジングな症例でしたが、患者さんがマウスピースをしっかりはめていただけたので
予想より、かなり早く終われて、満足していただけて嬉しく思います。
結局、矯正期間は1年7か月弱で終わりました。